■場所
京都府木津川市山城町神童子不晴谷
■由緒
596年、聖徳太子が建立したお寺らしい。
675年、役小角がこの山で修行し、2人の神童の力を借りて蔵王権現像を刻み、それを本尊として祀ったらしい。
古くから奈良・吉野山と密接な関係を持つ修験道の霊地で、
奈良・吉野山に対して北吉野山と号し、最盛期には山一帯に26坊を有する大寺院となったらしい。
1180年、平資盛の兵火で焼失したらしい。1190年、源頼朝が再建するも、1331年に再び兵火により焼失したらしい。
その後、1399年に再建し現在に至るらしい。
■参拝日
2019年1月19日
■日記
北吉野山という山号を持つ神童寺に到着!文字通り、北の吉野。そう、大好きなエンノさんゆかりのお寺です。
昔は大寺院だったようですが、現在はその面影はなく、こじんまりとひっそり佇む境内でした。
しかし多数のステキ仏が当時の繁栄っぷりを無言で語ってくれました!ちなみにご住職さんの説明スピードはマシンガン!
早すぎて脳の処理が追いつかなかったです(笑)そんな事より、念願の白不動さんにお会いすることができました!なんと螺髪のお不動さん!
そして白塗り!両膝出しーの板光背!頭の先からつま先までオール珍しかったです。あと初めて拝見する天弓愛染さんにも感動しました。
顔は正面を向いてるのに天に向かって矢を射ろうとしてる!もうこの方のレベルになると見なくても射てる!
そんなこんなで、今回で3度目となる南山城の旅ですが、毎度毎度この地域の仏像レベルはマキシマム!
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■境内入口■
到着!
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■山門■
1868年移築
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■山門■
まさかの16菊花紋! と思われたが花びらが2枚ない って事で、14菊花紋
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■山門■
そんなこんなで 山門をくぐると
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■本堂■
1406年再建 国重文
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■本堂■
堂内には 像高3mくらいありそうな 巨大な蔵王権現像が 安置されてました
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■本堂■
蟇股 室町建築にありがちな 簡素な装飾
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■本堂■
木鼻 簡素過ぎて 逆にいい味になってます
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■鐘楼■
本堂裏の 小高い丘の上にありました
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■石造・十三重塔■
鎌倉時代建立
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■地蔵堂■
古い石仏が多数 安置されてました
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■地蔵堂■
舟形光背のお地蔵さんは 鎌倉時代作
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■収蔵庫へ続く参道■
そんなこんなで お寺の方に案内され 収蔵庫へ向かう
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■収蔵庫■
収蔵庫で波切白不動 天弓愛染明王、阿弥陀如来 毘沙門天、日光・月光菩薩 役行者など多数の仏像さんを 拝観してきました
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■収蔵庫■
お寺の方の マシンガンガイドの後は 自由拝観となります そんなこんなで 必殺・単眼鏡でジックリ拝観 波切白不動と天弓愛染明王が ステキ過ぎました!
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■境内からの景色■
収蔵庫前から望む
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■青銅・六角燈籠■
1925年建立
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■境内からの景色■
山門から境外を望む
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■境内の風景■
神童寺オリジナル写真集が 完成したようです
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■石垣■
城郭のような石垣
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■本尊・蔵王権現像■
室町時代作
~画像はポストカードより~
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■不動明王立像■
平安時代作 国重文 像高 162.1cm
別名・波切白不動尊 全国に数体しかないと いわれる珍しい仏像さん 三井寺の黄不動尊の 写しといわれてます ちなみに 三井寺の黄不動尊は仏画です
~画像はポストカードより~
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■愛染明王坐像■
平安時代作 国重文 像高 64.5cm
別名・天弓愛染明王 国重文の天弓愛染明王 は日本に3体のみ
~画像はポストカードより~
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■役行者・前鬼・後鬼像■
室町時代作
~画像はポストカードより~
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