岡山県総社市井尻野
創建年代は不詳らしい。元々は天台宗の寺院だったが、1232年、禅寺に改められたらしい。 一時は塔頭・学院55、末寺300寺を数えるほどの巨刹だったらしい。 1575年、備中兵乱の戦火により三重塔を残し伽藍をことごとく失ったらしい。 その後、江戸時代まで荒廃していたが、江戸時代初期に復興され、禅宗様式七堂伽藍を備える本格的な禅寺となったらしい。 室町時代、水墨画で有名な雪舟が、少年時代に修業していたお寺らしい。 幼少より絵を描く事が好きだった雪舟少年は、修行もそこそこに絵ばかり描いていたらしい。 修行に身を入れさせようとした禅師は、雪舟を柱に縛り付けて反省を促したらしい。 夕刻、柱に縛り付けた雪舟の様子を見に来た禅師は、逃げようとする1匹の鼠を見つけて捕まえようとしたが、鼠は動かなかったらしい。 その鼠をよく見てみると、それは雪舟が流した涙で描いた鼠だったらしい。
2010年7月10日
先週に続き、本日も岡山巡りをしてきました。 夏の朝風が心地好い早朝、少年時代の雪舟が修行したお寺で有名な宝福寺にやってまいりました! 山門、仏殿、三重塔、方丈、どの建物も素晴らしくて、興奮&興奮の参拝となりました! そして境内は、禅宗特有の空気感がギュッと濃縮されていて、ハンパなく素晴らしかったです! 建物が空間を演出し、空間が建物を演出。 厳粛の中にポップな空気感を楽しめるお寺でした! そして、こんなに素敵なお寺なのに、全く観光化してないところが中国地方らしくてグッドでした!