■場所
広島県広島市安佐北区口田南町
■由緒
1530年、安芸守護職・武田氏の家臣・戸坂入道道海が開基したお寺らしい。
1541年、安芸武田氏の居城・銀山城は大内&毛利軍に攻められて落城したらしい。
戸坂城の城主であった戸坂入道道海も自刃し、以降、観音堂は荒廃したらしい。
ちなみに落城の際、外交僧・安国寺恵瓊を脱出させたのが戸坂入道道海らしい。
1673年、比治山・勝楽寺の栄尊法師が願主となり再興したらしい。
その後、安国寺恵瓊ゆかりの不動院から庇護され、不動院の僧侶が住職として住持したらしい。
その後、再び無住となるが、福王寺に頼りながら明治維新を迎えたらしい。
現在は戸坂山根にあるお寺を本院、松笠山のお寺を奥の院、そして奥の院裏にある重氏稲荷大明神と共に
神仏習合修験的なお寺として信仰されてるらしい。
■参拝日
2019年2月4日
■日記
本日は広島市東区にある松笠山を登山してきました。
標高374.3メートルの低山ですが、神社があったり滝があったりお寺があったり展望岩があったり古墳があったりで、
登山口から山頂まで山が様々な表現をしてくれる七変化マウンテンでした。ならびに神仏習合の寺社が2つもある宗教マウンテンでもありました。
そして本日はある方の追悼登山でもありました。
なもんですから、山頂に立った時は標高の分だけ天国に近づけたような気がしてウルッときちゃいました。空を見上げて数分。
そして空に向けて手を合わす。涙ポロリ。亡者の事を想いつつ生きてる事を実感したひと時でした。
下山中、イノシシに出くわす。生きた心地がしなかったけど、この恐怖こそ生きてる証。めちゃくちゃドキドキしたけど心拍数はゼロな感じ。
なんだこの感覚・・・不思議と妙に冷静。そしてネットに書いてあった回避法を思い出し、一字一句思い出し、忠実に実行する。
目を離さず、ゆっくりゆっくり後ずさりすると、イノシシはどっかに去っていきました!スゲー!書いてた通りじゃん!
その後『ヤバい生き物になりきって獣を寄せ付けない術(自ら考案)』を実践する為、奇声を発しながら下山しました。
おかげで無事、下山。嗚呼、生きてるって素晴らしい。
■公式ホームページ
真言宗 龍水山 松笠観音寺 - matsukasakanonji Jimdoページ >>
|
|
|
|
■松笠山■
本日は松笠山を山登り
|
■JR・戸坂駅■
10:35
って事で、JR・戸坂駅に到着! ちなみに電車は ディーゼル電車(気動車)
|
■JR・戸坂駅■
早速、駅のホームからは 重氏稲荷神社の鳥居が 見えました
|
■JR・戸坂駅■
そんなこんなで線路を渡って
|
|
|
|
|
■重氏稲荷神社の鳥居■
重氏稲荷神社の鳥居に到着!
|
■重氏稲荷神社の鳥居■
立派な両部鳥居でした
|
■重氏稲荷神社の鳥居■
扁額には 重氏稲荷大明神
|
■口田南町の風景■
そんなこんなで 重氏稲荷神社の鳥居をくぐって 徒歩数分
|
|
|
|
|
■琴比羅神社の境内入口■
10:40
琴比羅神社の 境内入口に到着! 石階段を上ると
|
■龍泉寺観音堂■
龍泉寺に到着! 琴比羅神社なのに龍泉寺??? 由緒書きを読んでみると 龍泉寺は琴比羅神社の別当寺で 龍泉寺と琴比羅神社は 神仏習合の形態を とっているとのこと! ほっほ~ぅ! 1発目からテンション上がる!
|
■滝見コース登山口■
11:00
そんなこんで 龍泉寺観音堂を散策した後 滝見コース登山口へ
龍泉寺観音堂の境内にあります
|
■琴比羅神社■
11:02
そして登山開始から1~2分 琴比羅神社に到着! 住宅地からさほど 離れてない場所なのに この秘境感!
詳しくはこちらで ↓↓↓ 琴比羅神社のページ >>
|
|
|
|
|
■登山道■
11:25
そんなこんなで登山再開!
|
■登山道■
一部岩道がありますが そこを抜けると整備された 歩き易い道になります
|
■登山道■
テクテクと登って登ると
|
■登山道■
ファッ!?!?!? まさかの立入禁止! どうやらこの山も 2018年7月の西日本豪雨災害の 被害に遭った模様です
|
|
|
|
|
■登山道■
しかし迂回路がありました! よかった~、マジでよかった!
|
■登山道■
そんなこんなで 迂回路をテクテク
|
■登山道■
ちょっとした広場を抜け
|
■登山道■
テクテク歩くと
|
|
|
|
|
■松笠観音寺■
12:05
松笠観音寺に到着! 左 → 水子観音さん 中 → 弘法大師の水 右 → 釈迦堂
|
■弘法大師の水■
弘法大師が諸国修行の際 この地で修行をし 井戸を掘ったんだと!
|
■弘法大師の水■
なんとお大師さんも この地を訪れたとは!
|
■弘法大師の水■
そんなこんなで 井戸ポンプをギコギコ そしてジャブジャブ 美味しく頂きました
|
|
|
|
|
■釈迦堂■
お堂の中をのぞくと
|
■釈迦堂■
釈迦如来坐像が 安置されてました 目が悪いので木製なのか 銅製なのか判別できず・・・
|
■釈迦堂■
お釈迦さんの両脇には 石仏が安置されてました 妖艶な色彩の観音さんと お地蔵さん
|
■釈迦堂■
向かって左には5体の石仏さん
|
|
|
|
|
■大師堂■
小さなお堂をのぞくと
|
■大師堂■
南無大師遍照金剛
|
■鐘楼■
そんなこんなでゴーーーン!
|
■鐘楼と本堂■
社務所前から望む
|
|
|
|
|
■本堂■
真言宗のお寺です
|
■本堂■
ご本尊は行基作の聖観音菩薩
|
■本堂■
本日の安全を祈った後 建物観賞(この時間が長いw)
|
■本堂■
深いシワが入ってる象の木鼻 ちょっちゅ珍すぃ
|
|
|
|
|
■巨樹群■
広島市指定の天然記念物
|
■巨樹群■
この地は広島城の鬼門で 昔から境内一帯の樹木は 伐採されておらず 樹齢300~400年を超える 巨樹が残ってるらしい
|
■巨樹群■
・・・って、伐採しとるがなっ! と思われましたが どうやら1991年の台風19号で 倒木した巨木とのこと
|
■石仏■
1723年作
|
|
|
|
|
■鳥居①■
松笠観音寺・本堂の 隣りには鳥居!
|
■鳥居①■
琴比羅神社 + 龍泉寺に続き 松笠観音寺と重氏稲荷神社も 神仏習合の形態を とってるみたいです!
|
■鳥居②■
1山に2つの神仏習合が あるという宗教マウンテン! これは珍しい! 寺社好きにとっては たまらんマウンテン!
|
■鳥居③■
そんなこんで 鳥居①②③をくぐると
|
|
|
|
|
■キツネさん①■
原型をとどめておらず もはやただの石です
|
■キツネさん①■
円盤状になった首・・・ これは一体・・・ ジョイント式の頭部だったのか ・・・謎
|
■キツネさん②■
キツネさん②も もはやただの石です
|
■キツネさん②■
ギリギリ前脚が残ってました
|
|
|
|
|
■本殿■
宇迦之御魂神を祀る
|
■本殿と???■
本殿と渡り廊下で 繋がった謎の神殿 本殿は南向きに建ち 謎の神殿は北向きに 建ってるという
|
■謎の神殿■
内部の様子 よくわからないけど とりあえず参拝!
|
■参道■
そんなこんなで 奥へ進むと
|
|
|
|
|
■石鎚大権現■
岩の上に小さな祠を発見
|
■石鎚大権現■
全く必要のない高さですが 鎖場になってるという! 無理やり修験感を 出してるとこが 微笑ましかったです!
|
■石鎚大権現■
祠の中には 鉄製の蔵王権現さん 好っきゃわぁ~蔵王権現 シルバー塗装の祠もステキ
|
■石仏■
お地蔵さんと5個の木筒 ・・・もしかして 六地蔵を表現しているのか・・・ もうアートの世界です
|
|
|
|
|
■三鬼堂跡■
そしてさらに奥へ進むと 三鬼堂跡に到着!
|
■三鬼堂跡■
どうやら 2008年に不審火で 焼失してしまったらしい
|
■三鬼堂跡■
現在、岩の上に小さな仮堂が 建ってます
|
■三鬼堂跡■
三鬼堂といえば やはり宮島・弥山の三鬼堂 どうやらこの三鬼堂は 宮島・弥山の遥拝所として 建立したものらしい
|
|
|
|
|
■龍頭観音堂■
本殿の前にあります 高床式のトタン屋根
|
■石灯籠①■
キツネさん同様 石灯籠も欠損部分が多く 劣化が目立ってました
|
■石灯籠②■
寄せ集めて 組み立てたような石灯籠
|
■石灯籠(?)③■
1751年建立
|
|
|
|
|
■登山道■
13:15
そんなこんなで登山再開
|
■登山道■
ここから分岐点まで イノシシが掘り返した フッカフカの道が続きます イノシシの遭遇に注意しながら 手に汗握る山登り
|
■登山道■
草むらの方から ガサガサという音が 聞こえる・・・ もはや引き返すに 引き返せない・・・泣きそう!
|
■分岐点■
13:20
そんなこんなで 八畳岩と山頂の分岐点に到着! せっかくなので 八畳岩に立ち寄ってみることに
|
|
|
|
|
■登山道■
登山道には石が点在しており なぜか石の上には 水がお供えされてるという
|
■登山道■
これは一体・・・ 磐座か?古代信仰か?
|
■登山道■
こちらの石にも 水がお供えされてる 何か知らんけど 妙にドキドキする・・・
|
■登山道■
謎の多い山です
|
|
|
|
|
■登山道■
そんなこんなで テクテク進むと
|
■八畳岩■
13:30
八畳岩に到着!
|
■八畳岩■
そして、はいドーーーン!
|
■八畳岩■
征服感やべぇぇぇぇぇ!
|
|
|
|
■八畳岩■
いろいろと思いふける図 そしてウルっとくる
|
■八畳岩■
そして写真タイム! もう情緒がヤバい
|
■八畳岩■
んでもってお昼ご飯 もちろんお決まりの コンビニパン
|
|
|
|
■八畳岩からの景色■
武田山、荒谷山、阿武山、祇園、西原、緑井などが一望できました
|
■八畳岩からの景色■
武田山方面を望む
|
■八畳岩からの景色■
緑井方面を望む
|
|
|
|
|
■登山道■
14:00
そんなこんなで登山再開 分岐点に戻り 山頂を目指してテクテク
|
■三角点■
14:10
すると三角点を発見!
|
■三角点■
きたきたきた! お決まりの三つ指で 三角点タッチ!
|
■三角点■
ちなみに四等三角点です
|
|
|
|
|
■登山道■
そんなこんなで登山再開
|
■登山道■
また三角点か!と思われたが 『三』じゃなくて 広島市の市章!
|
■登山道■
紛らわしっ! ってか、目悪っ!
|
■登山道■
そんなこんなで登山再開 しばらく 車道と並行するかたちで 山を登っていきます いきなりアスファルトが 登場してきたので なんか急に冷めました(笑)
|
|
|
|
|
■登山道■
しばらく道標がなく これ、道合ってる? と思わせるくらい 放ったらかしにされますが 道に落ちてたこれを見て 勇気が復活する
|
■登山道■
そんなこんなで登り進めると
|
■登山道■
ちっっっっっっちゃ! よく見つけたなぁと 思いました! でもこういうのがあるだけで 本当に助かります! ありがとうございます!
|
■登山道■
そうこうしてると 頭上が開けてきた! 山頂までもう少し!
|
|
|
|
|
■山頂■
14:55
そんなこんなで、登頂!
|
■山頂■
盛りだくさんで めちゃくちゃ高い山に 登ってきた風だけど たった374m!
|
■山頂■
やったった感だしてるけど たった374m!
|
■山頂■
でも見所満載で 楽しい登山でした
|
|
|
|
|
■三角点■
そんな事より、きたきたきた! あったあったあった! これが山頂の楽しみ!
|
■三角点■
お決まりの 三つ指で三角点タッチ! 頂きをいただきっ!
|
■三角点■
ちなみに四等三角点です
|
■山頂■
見上げて亡者を思い ウルッとくる
|
|
|
|
|
■反射板■
山頂には 反射板がありました
|
■反射板■
そんなこんなで落書き観賞 1983、S58、S59 など昭和時代の落書きを見る
|
■反射板■
落書きはいけないけど これもまた歴史のひとつ それにしても ニス友、ニス平和ってなんや!?
|
■山頂からの景色■
二ヶ城山を望む どうやら二ヶ城山まで 縦走登山ができるようですが 時間的に無理そうなので またの機会にでも!
|
|
|
|
|
■登山道■
そんなこんなで下山開始 下山中、湯釜古墳跡に 立ち寄ってみる
|
■湯釜古墳跡■
15:35
5世紀築造 前方後円墳ならぬ前方後方墳
|
■湯釜古墳跡■
むき出しになった石積みの石室 崩れた石積みがリアルで ワクワクしました
|
■湯釜古墳跡■
その昔、この地からは 温泉が湧き出ていたらしい しかし心ない者が 不浄物を投げ込んで以来 温泉はピタリと止まったとのこと その代わりに四国の道後温泉が 湧き出るようになったらしい ・・・なんじゃそりゃ!(笑) マジかいな
|
|
|
■登山道■
下山中、イノシシに 出会ってしまった! 終わったと思ったけど 目を離さず ゆっくり後づさりしたら どっかに行ってくれました 山、こえぇぇぇぇ
|
■下山■
15:50
そんなこんなで何とか下山! 楽しかったです!
|
|
|
|
|
■松笠観音寺・本院■
JR・戸坂駅から徒歩10分
|
■松笠観音寺・本院■
御朱印は コチラで頂けました
|
■松笠観音寺・本院■
本堂内
|
■松笠観音寺・本院■
コーヒーの接待を受けながら いろいろなお話しを してきました
|
|
|
■松笠観音寺・本院■
あれこれ聞いていたら 松笠観音寺の歴史本を 頂きました!
|
■松笠観音寺・本院■
めっちゃ分厚っっっ! そして重っ! こんな立派な本 もらっていいんですか! その節は本当に ありがとうございました!
|