■場所
大阪府堺市堺区西湊町
■由緒
創建年は不詳らしい。もともとは塩穴郷という地に鎮座しており塩穴天神社という社名だったらしい。
901年、菅原道真が無実の罪により京都から太宰府へ左遷される際、塩穴天神社に立ち寄ったらしい。
そして船を待つ間、菅原道真の先祖・天穂日命を祀る塩穴天神社を参拝し、松の木を植えて出発したらしい。
1001年、菅原道真の子孫・菅原朝臣為紀という人が訪れ、道真の残した旧跡を調査し、官に願い出て菅原道真を合祀し、船待天神社と改称したらしい。
1087~1094年、現在地に移転し、村の産土神として再建したらしい。
その時、神宮寺として安楽院も一緒に移転してきたが、明治初年の神仏分離で廃寺となったらしい。
■参拝日
2019年1月18日
■日記
本日はお気に入りの漢方屋さんに行く為に大阪府堺市へ。10時開店の漢方屋さんだが、現在午前9時。少々早く着き過ぎちまったようだ。
そんなこんなで、近くに寺社がないかなぁって探してみたら、漢方屋さんから徒歩2分の所にあった、神社が!
って事で、船待神社に到着!この地は菅原道真さんが太宰府へ左遷される際に立ち寄った場所とのこと。
そんなこんなで、境内には道真さんの腰掛石がありました。
今までいくつもの腰掛石に座ってきたけど、ここの腰掛石は足掛けがついていて見た目がワンランク上のグレード。
木の座椅子(?)が付いてるので座り心地の方もワンランク上のグレードでした。
境内にはいつくかの境内社があるのですが、お不動さんが祀られていたり、役行者さんが祀られていたり。
調べてみるとやはり神仏習合の名残りなんだそうな。
お不動さん + エンノさんって事で、真言宗・醍醐派の寺院があったのかなぁとか思いつつ境内を散策していたら、ほぼ10時!
危ない、危ない、本来の目的を忘れるとこだった!そんなこんなで、神社に別れを告げて漢方屋さんに向かうのでありました。
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■鳥居①■
到着! 社標は1915年建立
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■参道■
菅原道真ゆかりの神社
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■手水舎■
手水舎の隣りには デッカい石灯籠がドーン
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■手水舎■
龍には鳥よけの金網
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■狛犬①■
1836年作
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■狛犬①■
あなごくんタイプの狛犬 (クチビルが)
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■狛犬②■
浪速狛犬
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■狛犬②■
どこかしら 唐獅子の成分が入ってます
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■拝殿■
天穂日命 菅原道真を祀る
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■拝殿■
手水舎に続き 扁額にも金網
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■拝殿■
蟇股にも金網
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■拝殿■
木鼻にも金網 鳥との攻防戦に 勝利したからか 境内で鳥を見かける事は なかった
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■拝殿■
屋根瓦には道真さんの シンボルフラワーである梅
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■本殿■
小ぶりな流造
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■豊倉稲荷神社■
宇迦之御魂神を祀る
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■諸神社と牛神社■
●諸神社(左) 住吉大神、春日大神 琴平大神、恵比須大神 厳島大神、大国主大神 天照皇大神、事代主大神 少彦名大神、八幡大神 猿田彦大神を祀る
●牛神社(右) 道真さんといえば牛 そんなこんなで 社の中に神牛がおられました
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■不動明王堂■
明治時代の 神仏分離までの間 この地には安楽院という お寺があったらしい
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■不動明王堂■
って事で このお不動さんは 神仏習合時代の名残り
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■不動明王堂■
水掛不動明王さん
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■不動明王堂■
脇侍の制多迦童子さん まるで ものまね番組の審査員
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■蒼神社■
少彦名命を祀る 572~585年 瘡疾が大流行したらしい
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■蒼神社■
そんなこんなで医薬の祖神 少彦名命を祀ったのが この神社の始まりらしい 1907年 湊村よりこの地に遷座
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■蒼神社跡■
偶然にもお世話になっている 漢方屋さん・片桐棲龍堂の 目の前に蒼神社跡が ありました 船待神社から 徒歩約2分の所にあります
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■役行者社と三宝荒神社■
左 → 役行者社 右 → 三宝荒神社
お不動さんがいたり エンノさんがいたり もしかしたら 真言宗・醍醐派の寺院が あったのかなぁとか 思いつつ
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■菅原道真の腰掛石■
まずは本殿で参拝 帰る時、この腰掛石に座り 再度本殿に向かって参拝 と書いてありました
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■菅原道真の腰掛石■
そんなこんなで 休憩、いや参拝!
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■菅原道真の腰掛石■
腰掛石から拝殿を望む
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■クスノキ■
樹高 18m 幹周り 2.08m
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■百度石■
1841年建立
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■石灯籠①■
1895年建立
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■石灯籠②■
1885年建立
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■堺市・湊町合併記念碑■
近衛文麿の筆 ちなみに近衛文麿は 明治~昭和時代に 活躍した政治家 後陽成天皇の12世子孫で 五摂家の近衞家・第30代当主
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■境内の風景■
拝殿、手水舎、不動堂 クスノキなど
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■鳥居②■
裏門側の鳥居 1955年建立
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■裏門■
どこかしら お寺ちっくでした
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■瓦土塀■
瓦の廃材をミルフィーユ状に 重ねて造られた土塀 耐久性&排水性に優れた 昔の人の知恵がテンコ盛り となった塀
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