■場所
広島県庄原市西城町熊野
■由緒
創建年は不詳らしい。社伝には『713年までは比婆大社と称し、848年に熊野神社と改称した』と記されているらしい。
古事記に『かれその神避りし伊弉那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りき』と記載されており、
比婆山山頂にある苔生した巨石が伊邪那美命の御陵と伝わるらしい。そんなこんなで、この神社は伊邪那美命の御陵を遥拝する為に創建した神社らしい。
ちなみに伊邪那美命の御陵の伝承地は諸説あり、広島、島根、鳥取の3県の県境に存在するらしい。
熊野神社の比婆山・御陵の峰もその内の1つで、熊野神社と共に古来より信仰を集め、
近世~明治にかけては山陰、山陽のみならず九州からも登拝者を集め、
月祭日の28~29日には1~3万もの参拝者が登拝したらしい。
■参拝日
2018年11月4日
■日記
イザナミさんのお墓・比婆山御陵の遥拝所として創建された熊野神社に到着!参道に立ち並ぶ巨杉群が神秘すぎました!
お出かけ前にインターネッツの写真を見た時に、じゅうぶん神秘を感じていましたが、現地は想像を超える神秘空間でした!
いやはや、広島にこんなステキな神社があったとは。しかし到着したのが、午後4時過ぎだった為、磐境や鳥尾の滝(那智の滝)への登山は断念。
今度はもっともっと早い時間に来なくてはっ!境内入口にある周辺マップによると、烏帽子山の山頂付近に千引岩&イザナミの隠れ岩があるという!
古事記ファンの我が夫婦はすかさず鼻血ブー!どうやら近くまで車で行けるっぽいので、神社を後にして烏帽子山の山頂に向けてGO!
しかしどうしたものか、マップではめちゃくちゃ近い風なイラストだったけど、登っても登っても到着しない。
しかも車幅ギリギリの極細ノーガードレールのグネグネの真っ暗な山道が永遠と続く!対向車が来たら億%アウトです!
どちらかが、永遠に山道をバックしなければなりません!
寺社巡りをしていると、たまにこういったデンジャーロードに出くわす事があるけれど、間違いなく恐怖度でいえば歴代1位!
そんなこんなで、時刻は夜7時・・・千引岩付近に来たんだけど、真っ暗で何も見えねーwww一体、何しに来たんだ?w
こうなる事は簡単に予想できていたけど、ノリと勢いと神頼みで旅をする私達はこれはこれで大成功!なんか笑えるじゃん。
思い出って、辛かったり怖かったり失敗した時の方が残り易いやん。
そんな事より、黄泉の国説は島根説と広島説があるけど、今日広島説を体験してみて、めちゃくちゃ怖かったんで、こっちはこっちで可能性あるぞ!
っと思いました。デンジャー過ぎて、マジで黄泉に行っちゃうかもと思いましたから!
熊野神社しかり千引岩しかり、マジで今度来る時は午前中に来よっ!
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■境内入口■
到着!
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■鳥居①■
比婆山連峰の 竜王山の麓に鎮座
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■鳥居①■
扁額には比婆大社 713年までは 比婆大社と称していたらしい
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■参道■
伊邪那美命の御陵を 遥拝する為に創建した神社です
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■鳥居②■
建立年は 確認できませんでしたが とても古そうな鳥居です
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■石灯籠①■
1958年建立
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■石灯籠①■
火袋には『比』
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■注連柱■
1933年建立
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■参道■
そんなこんなで参道を進むと 巨杉がドドドーーーン! 参道に立ち並ぶ巨杉群が 神秘すぎました! 久々に神の視線を感れた 神社でした!
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■参道■
100本以上の 老杉から成る社叢 そのうち11本が 県の天然記念物に指定
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■参道■
胸高周囲4m以上が55本 5m以上が11本
最大のものは8.1m (県下第2位)
続いて7.8m(県下第3位)
7.2m(県下第4位)
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■参道■
広島県の 杉の巨樹番付けによると 上位50位中 この神社の社叢のものが 26本を占めているらしい
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■巨杉①■
胸高周囲 8.1m 県下第2位 むちゃくちゃデカいです!
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■巨杉①■
枝の上側が擦れてるのは 比婆大神(伊邪那美命)の 使いである天狗の仕業らしい
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■巨杉②■
胸高周囲 7.2m 県下第4位
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■シャガの群生■
高木層が 安定している所だけに 生殖する植物らしい そんなこんなで 社叢の老杉群が 大切に守られてきた証
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■狛犬①■
1935年作
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■狛犬①■
玉乗り型の狛犬
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■狛犬②■
ゴン太眉毛と ヒゲダンス風のヒゲが可愛い
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■手水舎■
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■随神門■
像は安置されておらず 随神さんの写真が 安置されておりました
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■随神門■
そんなこんなで 随神門をくぐると
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■狛犬③■
1909年作
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■狛犬④■
出雲構え獅子の狛犬
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■拝殿■
主祭神は伊邪那美神 相殿として伊邪那岐神 天照皇大神、大国主神 須佐之男神を祀る
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■拝殿■
千木がないので とてもバランスの悪い建物に 思えました
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■拝殿■
シンプルな棟と鬼板
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■拝殿■
杉群と拝殿 ステキです
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■拝殿■
しめ縄
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■拝殿■
蟇股
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■拝殿■
木鼻
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■拝殿■
お賽銭箱には 鳥の木彫りがありました これは一体・・・
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■本殿■
幣殿と申しましょうか 通殿と申しましょうか 長い廊下の先に本殿があります
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■本殿■
拝殿同様 本殿にも千木がない模様
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■本殿■
いやはやご立派な本殿 ・・・ん? ・・・まて
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■本殿■
本殿の後ろにも本殿があるぅっ! まさか大きい方が幣殿で 小さい方が本殿 ・・・なわけない これは一体・・・
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■境内の風景■
比婆山御陵に続く 登山道入口
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■境内の風景■
鳥居をくぐると
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■牛馬荒神社■
大山祇神を祀る
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■三宝荒神社■
須佐之男神を祀る
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■登山道■
神社に到着したのは 午後4時過ぎ・・・ んで、只今の時刻は 午後5時過ぎ・・・ 時間的に そして嫁はんの体力的に 登山を断念! 次に来る時は もっと早い時間に来なくては!
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■登山道■
ちなみに 金蔵神社 → 67m 二宮神社 → 80m 三宮神社 → 153m
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■登山道■
鳥尾の滝 → 700m 比婆山御陵 → 7km となっております いつか絶対に登拝します!
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■御神水■
拝殿と本殿を繋ぐ 廊下の下にあります
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■石灯籠②■
1834年建立
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■石灯籠②■
灯籠には鳥の彫刻が! もしかしたら お賽銭箱の鳥の木彫りと 何らかの関係があるのか・・・?
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■境内の風景■
拝殿と本殿
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■境内の風景■
拝殿前から随神門を望む
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■境内の風景■
いやはや本当に 神々しい神社でした
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■境内の風景■
しばし紅葉観賞 綺麗に色づいてました
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■境内の風景■
早いと物足りないし 遅いと枯れ木だし いつもベストのタイミングが わからない紅葉 今年は何となくいい紅葉が 見れました
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■境内の風景■
そんなこんなで 秋の足音と冬の足音を 聞き分けながらブラブラ
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■イザナミ茶屋■
境内入口には イザナミ茶屋という お食事処がありました
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■イザナミ茶屋■
イザナミ丼 もしくはイザナミうどんを いつか食べてみたい
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■イザナミ茶屋■
イザナミ茶屋の前には バス停がありました バス停名が熊野神社ではなく いざなみ茶屋と言うところに 何か大人の事情を感じる
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■イザナミ茶屋■
ちなみに時刻表は スッカスカです
上尺田経由西城駅前行き 7:22、13:16
上尺田経由本郷行き 17:46の3便のみ
~2018年11月4日現在~
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■古事記への路■
比婆山には 伊邪那美命の陵墓と言われている 比婆山御陵をはじめ 古事記にまつわる伝説が 数多く残っています
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■古事記への路■
そんなこんなで 周辺マップを見ていると 千引岩や 伊邪那美命の隠れ穴など 神話好きには 鼻血ブー間違いなしの ステキワードが!
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■千引岩への道■
どうやら近くまで 車で行けそうなので 行ってみよう! そんなこんなで 極細&暗闇&ホラーな山道を グングン進む 対向車が来たらアウトです! 道が極狭のため方向転換して 引き返せないという! 進む以外の選択肢はないという!
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■千引岩への道■
寺社巡りをしていると たまにこういった デンジャーロードに 出くわす事があるけれど 間違いなく恐怖度でいえば 歴代1位! めちゃくちゃ怖かったです! 頑張って千引岩近くの 駐車場まで来たけれど 言うまでもなく真っ暗で 何も見えませんでした! 何しに来たんだ!(笑)
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