■場所
京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺粽谷
■由緒
平安時代の末期、山城国綴喜郡曾束荘(現・滋賀県大津市大石曽束町)に猿丸大夫の墓があったらしい。
江戸時代初期、山の境界争論によりほぼ現在地に近い場所にお墓を移し、そしてその霊廟に神社を創建したのがこの神社の始まりらしい。
以来、歌道の神として文人墨客から崇敬されたらしい。
近世以降、瘤、出来物、身体の腫物の病気を癒す霊験があるとして『こぶ取りの神』『癌封じの神』として篤く信仰されてるらしい。
■参拝日
2019年1月19日
■日記
どんな神社なのか、全く下調べ無しで到着!社名の可愛さのみでチョイスしました。
結構、山深い所に鎮座しており、朝一という事もあってか参拝者はおらず静まり返った境内。
目覚めたばかりの新鮮な空気が身体に染み渡り、めちゃくちゃ健康的な朝を迎えた様な気がした朝。
拝殿前には狛猿がいたので、この方が猿丸か?と思ったけど、正解はご祭神が猿丸さん。
猿丸大夫は36歌仙の1人で、一説によると猿丸大夫という名は柿本人麻呂の世をしのぶ仮の名前とのこと。
『世をしのぶ』ときたら、やはり『仮の姿』と言いたくなる・・・私みたいな端くれバンドマンはやはりデーモン閣下を連想してしまう。
なお、猿丸大夫 = 柿本人麻呂説は大多数の論者が否定している模様・・・むむむ。
って事は、猿丸大夫という名は誰かのペンネームということか・・・そんなこんなで、本日の1曲。
ペンネーム猿丸大夫さんからのリクエストで百人一首5番。♪奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき~♪
という事なのか。
■公式ホームページ
瘤(こぶ)取りの神「猿丸さん」猿丸神社公式サイト >>
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■鳥居①■
到着! 1973年建立
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■鳥居①■
扁額
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■参道■
参道を直進すると裏参道で 道なりにカーブを 曲がると表参道
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■表参道■
そんなこんなで 表参道入口に到着!
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■表参道■
参道脇には 鳥居代わりに植えられた 桧がドーン&ドーン 樹齢100年以上
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■手水舎①■
野面積の石垣がクール
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■夫婦猿■
夫婦の猿が 仲良く寄り添ってるように 見える自然石
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■鳥居②■
建立年を確認するのを 忘れました
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■狛猿①■
御祭神の末裔・猿丸家と 親戚・大野木家が奉納
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■狛猿①■
烏帽子をかぶって 神具を持ってます 愛嬌があって可愛い
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■狛猿②■
狛猿をさすった手で 自分の体の悪い所をさすると 病気にかかりにくいとのこと
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■狛猿②■
それにしても この優しいフォルム! 可愛過ぎでしょ! 抱きしめたい!
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■拝殿■
猿丸大夫を祀る
こぶ取りの神 癌封じの神として 信仰されてます
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■拝殿■
1645年再建
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■拝殿■
拝殿前には コブのついた奇妙な木が たくさん奉納されてました
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■拝殿■
どうやらこの木は 出来物やコブが取れて 病気が治った人が 御礼に奉納したものらしい それにしても このコブの木・・・ どこで手に入るんだろう・・・
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■猿丸大夫故址■
猿丸大夫とは 奈良時代末期から平安初期に かけて活躍した歌人で 歌道の神として崇められてる人 三十六歌仙の1人
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■猿丸大夫故址■
天武天皇の皇子・弓削皇子や 柿本人麻呂の 世をしのぶ名前など 諸説ある謎の人物 ちなみに 実在したかどうかは 怪しいらしい
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■猿丸大夫故址■
石鉢の中には 御神水が入っており 祭日の際に頂く事が できるらしい
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■絵馬■
自分で 顔を書くタイプの絵馬
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■鳥居③■
1946年建立 裏参道の鳥居です
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■裏参道■
山奥に鎮まる 静かな神社でした
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